学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §5 消化と吸収 / QJ33A103
理由で解く 柔道整復師
脂肪が十二指腸に届いた合図で出るコレシストキニン(CCK)は、胆嚢を収縮させOddi括約筋をゆるめます。つまり胆汁を腸へ送り出す=排泄を促進する側のホルモンです。
胆汁は肝細胞でつくられ、胆汁酸・胆汁色素(ビリルビン)・コレステロール・リン脂質・電解質を含みます。空腹時は胆嚢に蓄えられ、水分が抜けて濃縮されます。食後、脂肪やタンパク質の分解産物が十二指腸に入ると粘膜のI細胞からCCKが分泌され、胆嚢平滑筋の収縮とOddi括約筋の弛緩が同時に起こって胆汁が十二指腸へ流れます(CCKは膵酵素の分泌も高めます)。一方、酸性の胃内容が十二指腸に届くとS細胞からセクレチンが出て、膵管や胆管の上皮から重炭酸イオンに富む水分の分泌を増やし、腸内を中和します。腸へ出た胆汁酸は脂肪を乳化し、脂肪の消化産物とミセルをつくって吸収を助けたのち、回腸末端で再吸収されて門脈から肝臓へ戻ります(腸肝循環)。「つくるのは肝、ためるのは胆嚢、出させるのはCCK、薄めて中和するのがセクレチン」と役割で仕分けると、選択肢の真偽が一つずつ決まります。
| ホルモン | 分泌部位 | 主な分泌刺激 | 胆汁への作用 | その他の作用 |
|---|---|---|---|---|
| コレシストキニン(CCK) | 十二指腸・空腸のI細胞 | 脂肪・タンパク質の分解産物 | 胆嚢収縮+Oddi括約筋弛緩 → 排泄を促進 | 膵酵素分泌の促進、胃排出の抑制 |
| セクレチン | 十二指腸のS細胞 | 胃酸(酸性の粥) | 胆管上皮から重炭酸に富む液を分泌(量を増やす) | 膵液の重炭酸分泌↑、胃酸分泌の抑制 |
| ガストリン | 胃幽門部のG細胞 | タンパク質分解産物・迷走神経 | 主作用ではない | 胃酸・ペプシノゲン分泌の促進 |
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