学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §5 消化と吸収 / QJ34A102
理由で解く 柔道整復師
唾液に含まれる消化酵素は唾液アミラーゼ(プチアリン)で、デンプンを分解します。正答は1です。
唾液は耳下腺・顎下腺・舌下腺を中心に1日およそ1〜1.5L分泌され、潤滑・洗浄・殺菌・味物質の溶解など多くの働きを担います。そのなかで消化酵素として含まれるのがα-アミラーゼ(プチアリン)で、デンプンのα-1,4結合を切ってデキストリンやマルトースまで分解します。口腔内に食物がある時間は短いのですが、食塊が胃に入っても中心部が胃酸で酸性化するまでの間は作用が続きます。唾液にはほかにリゾチーム(殺菌)・ムチン(潤滑)・分泌型IgA(免疫)も含まれますが、これらは消化酵素ではありません。蛋白分解酵素(ペプシン・トリプシン・キモトリプシン)も脂肪分解酵素(リパーゼ)も唾液には含まれず、それぞれ胃液・膵液の酵素です。「酵素はどの消化液から出るか」を分泌部位とセットで整理することが、この形式の設問を確実に取るコツです。
| 消化液 | 主な酵素 | 基質 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 唾液 | α-アミラーゼ(プチアリン) | デンプン | 唾液の消化酵素はこれのみ。至適pHは中性付近 |
| 胃液 | ペプシン | 蛋白質 | ペプシノーゲン+塩酸で活性化、至適pH約2 |
| 膵液 | トリプシン/キモトリプシン | 蛋白質 | 前駆体で分泌、腸液のエンテロキナーゼが起点 |
| 膵液 | 膵アミラーゼ | デンプン | 糖質消化の主役 |
| 膵液 | 膵リパーゼ | 中性脂肪 | 胆汁酸の乳化を受けて働く。唾液には含まれない |
| 小腸(膜消化) | マルターゼ・スクラーゼ・ラクターゼ | 二糖類 | 単糖にして吸収 |
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