学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §11 骨の生理 / QJ33A102
理由で解く 柔道整復師
ビタミンDの主な役割は血中カルシウム濃度を保つことで、その最大の作用点が小腸からのカルシウム吸収の促進です。まず「ビタミンD=血中Caを上げる側」と位置づけると、各肢の向きが判断できます。
皮膚のコレステロール誘導体(7-デヒドロコレステロール)が紫外線を受けてビタミンD3になり、肝臓で25位、腎臓で1位が水酸化されて活性型の1,25-ジヒドロキシビタミンD(カルシトリオール)になります。腎臓での最終段階は副甲状腺ホルモン(PTH)によって促されます。活性型ビタミンDは小腸粘膜でカルシウム結合タンパクの合成を高めてカルシウム(とリン)の吸収を増やし、腎尿細管でもカルシウム再吸収を助けます。こうして材料が確保されることで骨の石灰化が進み、不足すると小児ではくる病、成人では骨軟化症が起こります。日光曝露・肝臓・腎臓の3段階のどこが欠けても活性型が不足する、という流れで覚えると臨床像とつながります。
| 調節因子 | 血中カルシウムへの向き | 腸管 | 骨 | 腎臓 |
|---|---|---|---|---|
| 活性型ビタミンD | 上げる | カルシウム・リン吸収を促進 | 石灰化の材料を供給/骨吸収にも関与 | カルシウム再吸収を促進 |
| 副甲状腺ホルモン(PTH) | 上げる | 間接的に促進(腎で活性型D生成を促す) | 骨吸収を促進 | カルシウム再吸収↑・リン排泄↑ |
| カルシトニン | 下げる | 影響は小さい | 骨吸収を抑制 | カルシウム排泄↑ |
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