学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §11 骨の生理 / QJ33A095
理由で解く 柔道整復師
副甲状腺ホルモン(PTH)は腎の遠位尿細管でカルシウムイオンの再吸収を促進し、血中カルシウム濃度を上げる。
血中カルシウムが低下すると副甲状腺の主細胞からPTHが分泌され、3つの経路で血中カルシウムを引き上げる。骨では破骨細胞の働きを高めてカルシウムを溶かし出し(骨吸収)、腎では遠位尿細管でカルシウムの再吸収を増やす一方、リン酸の再吸収は抑えて尿中へ捨てる。さらに腎でビタミンDを活性型(1,25-ジヒドロキシビタミンD)へ変える酵素を活性化し、腸管からのカルシウム吸収を間接的に増やす。逆に血中カルシウムが高いときは、甲状腺の傍濾胞細胞(C細胞)からカルシトニンが分泌され、骨吸収を抑えて尿中への排泄を増やす。「PTHは上げる、カルシトニンは下げる、活性型ビタミンDは腸から入れる」と役割で整理しておけば、どの角度から問われても対応できる。
| ホルモン | 分泌部位 | 血中Caへの作用 | 腎での作用 |
|---|---|---|---|
| 副甲状腺ホルモン(PTH) | 副甲状腺の主細胞 | 上げる | Caの再吸収↑/リン酸の再吸収↓ |
| カルシトニン | 甲状腺の傍濾胞細胞 | 下げる | Caの排泄↑ |
| 活性型ビタミンD | 腎で活性化 | 上げる | Caの再吸収↑(主作用は腸管吸収↑) |
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