学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §24 臨床実地問題 / QJ32P105
理由で解く 柔道整復師
外傷後の腰痛で、棘突起の圧痛は軽度、SLR陰性、反対側への側屈で誘発される=腰椎肋骨突起骨折。答えは2。
腰椎の肋骨突起(横突起)には腰方形筋や腸腰筋、脊柱起立筋群が付着する。転倒による側方からの直達外力や、これらの筋の急激な収縮による牽引で骨折が起こる。所見の特徴は、正中の棘突起ではなく脊柱の外側(肋骨突起の高さ)に限局した圧痛があること、そして損傷側の筋を伸ばす方向、つまり健側への側屈で疼痛が誘発されることである。本例は右腰部の損傷で左側屈により疼痛が誘発されており、この所見によく合う。神経根症状がないためSLRは陰性で、体幹を動かす起居動作で強く痛む。
| 疾患 | 圧痛の中心 | SLR | 疼痛の誘発 |
|---|---|---|---|
| 腰椎肋骨突起骨折 | 脊柱の外側(肋骨突起部) | 陰性 | 健側への側屈、起居動作 |
| 胸腰椎移行部圧迫骨折 | 棘突起(叩打痛著明) | 陰性 | 体軸方向の圧迫、起き上がり |
| 腰椎椎間板ヘルニア | 傍脊柱、下肢への放散 | 陽性が多い | 前屈、咳・くしゃみ |
| 腰部脊柱管狭窄症 | 限局しにくい | 陰性のことが多い | 歩行(間欠跛行)、後屈 |
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