学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §19 各論(脱臼) 上肢 / QJ32P090
理由で解く 柔道整復師
月状骨脱臼では月状骨だけが掌側へ抜け、手関節は軽度屈曲・尺屈位をとる。答えは2。
受傷機序は手関節の過背屈(手をついて転倒)で、月状骨が橈骨月状骨窩から押し出されて掌側へ転位する。掌側に飛び出した月状骨は手根管の中に居座るため、手関節前面は膨隆して腫脹が強く、正中神経が圧迫されて母指~環指橈側のしびれを生じやすい。外観は手指が軽度屈曲し、手関節は軽度屈曲かつ尺屈位をとる。「どの骨が動いたか」を押さえると、月状骨周囲脱臼との区別が一気に楽になる。
| 項目 | 月状骨脱臼 | 月状骨周囲脱臼 |
|---|---|---|
| 橈骨と月状骨の関係 | 外れる(月状骨が掌側へ逸脱) | 保たれる |
| 転位する骨 | 月状骨のみ | 有頭骨以下の手根骨が背側へ |
| 腫脹の主体 | 手関節掌側(著明) | 手関節背側 |
| 正中神経症状 | 出やすい(手根管が圧迫される) | 比較的少ない |
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