学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 運動学 ▸ §4 頭・頸部、四肢と体幹の運動(筋の作用および神経支配を含む) / QJ32A111
理由で解く 柔道整復師
安静時の正常吸気を担う主動筋は横隔膜である。外肋間筋がこれを補い、換気量の約7割は横隔膜の働きによる。
吸気は能動的な運動で、横隔膜が収縮して腱中心が下がることで胸腔が上下方向に広がり、外肋間筋が肋骨を挙上することで前後・左右にも広がる。その結果、胸腔内圧が陰圧になり空気が肺へ流入する。一方、安静呼気は筋の収縮を必要とせず、肺と胸郭の弾性による受動的な復元で起こる。呼吸筋が問われたら、まず「安静か努力か」「吸気か呼気か」の2軸で分類することが答えを外さないコツである。努力吸気では胸鎖乳突筋・斜角筋・大胸筋・小胸筋・前鋸筋・肋骨挙筋などの補助吸気筋が加わり、努力呼気では内肋間筋・胸横筋・腹筋群(腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋)が動員される。
| 吸気 | 呼気 | |
|---|---|---|
| 安静時 | 横隔膜・外肋間筋 | 筋活動なし(肺・胸郭の弾性による受動的復元) |
| 努力時 | 胸鎖乳突筋・斜角筋・大胸筋・小胸筋・前鋸筋・肋骨挙筋 | 内肋間筋・胸横筋・腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋 |
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