学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 運動学 ▸ §5 姿勢 / QJ32A112
理由で解く 柔道整復師
機能肢位(良肢位)の膝関節は軽度屈曲位であり、屈曲10度前後がこれに当たる。
機能肢位とは、その関節が動かなくなったとしても日常生活動作の支障が最も少なくなる角度をいう。上肢は「手を使える形」、下肢は「立って歩ける形」から逆算すると数字が定着しやすい。目安は、肩関節外転10〜30度・軽度屈曲位、肘関節屈曲約90度、前腕回内外中間位、手関節背屈10〜20度、手指は軽度屈曲位、股関節屈曲10〜30度・外転0〜10度・回旋中間位、膝関節屈曲10度前後、足関節0度(底背屈中間位)である。肘が90度なのは食事や整容で手が口に届くため、手関節が軽度背屈なのはその肢位で手指屈筋が最も働き握力が出るため、膝が軽度屈曲なのは立位の安定と座位・歩行の両立のため。ギプスや副子で長期固定するときは、この肢位を基準に固定肢位を決める。
| 関節 | 機能肢位(良肢位) | 理由となる動作 |
|---|---|---|
| 肩関節 | 外転10〜30度・軽度屈曲 | 腋窩の衛生保持と上肢の使いやすさ |
| 肘関節 | 屈曲約90度 | 手が口・顔に届く |
| 前腕 | 回内外中間位 | 回内・回外どちらへも動かしやすい |
| 手関節 | 背屈10〜20度 | 手指屈筋が働き握力が出る |
| 股関節 | 屈曲10〜30度・外転0〜10度・回旋中間位 | 座位保持と下肢の振り出し |
| 膝関節 | 屈曲10度前後 | 立位の安定と着座の両立 |
| 足関節 | 0度(中間位) | 踵接地して立てる・歩ける |
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