学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §24 臨床実地問題 / QJ31P118
理由で解く 柔道整復師
手関節背屈を繰り返す競技・作業で肘関節外側が痛むのは上腕骨外側上顆炎(テニス肘)。手関節背屈に抵抗を加えるトムゼンテストが陽性となる。
上腕骨外側上顆には短橈側手根伸筋を中心とした前腕伸筋群が共同腱として起始する。バックハンドの繰り返しやキーボード入力のように手関節背屈を反復すると、この起始部に微小損傷と変性が積み重なって疼痛を生じる。誘発テストはいずれも「伸筋群を収縮させるか伸張させて起始部にストレスをかける」という共通の発想でできており、トムゼンテスト(手関節背屈に抵抗)、中指伸展テスト(中指伸展に抵抗)、チェアテスト(椅子を持ち上げる)が代表格である。痛む場所は外側上顆とそのやや遠位で、物を持ち上げる・タオルを絞るといった日常動作でも誘発される。対応としては誘発動作の量を調整し、伸筋群のストレッチと前腕バンド(エルボーバンド)で起始部への負担を分散させながら、段階的に負荷を戻していく。
| 検査法 | 陽性で疑う病態 | 誘発の方法 |
|---|---|---|
| トムゼンテスト | 上腕骨外側上顆炎 | 手関節背屈に抵抗を加える |
| フィンケルスタインテスト | ド・ケルバン病 | 母指を握り込ませて手関節を尺屈 |
| スピードテスト | 上腕二頭筋長頭腱炎 | 肘伸展・回外位で肩関節屈曲に抵抗 |
| リフトオフテスト | 肩甲下筋の機能低下 | 背中に回した手を腰から離す |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。