学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §15 各論(骨折) 頭部・体幹 / QJ31P083
理由で解く 柔道整復師
椎体は楔状変形をきたす。頸椎の圧迫骨折は屈曲外力で椎体前方が押しつぶされるため、前が低く後ろが高いくさび形になる。
圧迫骨折は、屈曲が強制された瞬間に椎体前方へ圧縮力が集中して起こる。前壁が潰れて後壁の高さは保たれるので、側面像では前方に向かってすぼまった楔形に写る。後壁と後縦靱帯が保たれていれば骨片が脊柱管へ突出せず、比較的安定した損傷になる。後壁まで壊れて骨片が後方へ飛び出せば破裂骨折となり、こちらは脊髄損傷の危険が高い。頸椎で圧迫骨折が起きやすいのは可動性の大きい中位〜下位(第5頸椎前後)。中心性脊髄損傷はこれとは逆に伸展が強制されたときに、頸椎症性変化のある高齢者で起こる。頸椎損傷を疑ったら屈伸させる検査は行わず、保持したまま救急対応ができる体制へつなぐ。
| 病態 | 外力 | 特徴 |
|---|---|---|
| 圧迫骨折 | 屈曲 | 椎体前方の圧潰、楔状変形。後壁が保たれれば安定型 |
| 破裂骨折 | 強い軸圧 | 後壁が破綻し骨片が脊柱管へ突出。脊髄損傷の危険 |
| 中心性脊髄損傷 | 過伸展 | 骨傷を伴わないことも。上肢優位の麻痺、高齢者に多い |
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