学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 整形外科学 ▸ §12 疾患別各論 骨端症 / QJ31P061
理由で解く 柔道整復師
足の舟状骨に生じる無腐性壊死はケーラー病。答えは3。骨端症は「どの骨か」と人名を対にして覚える。
骨端症(無腐性壊死・阻血性壊死)は、成長期の骨端核や骨突起が血行の乏しさと繰り返す機械的ストレスによって壊死に陥り、その後吸収・再生を経て修復されていく一連の変化をいう。成長期の骨端核は栄養血管が終末動脈的で側副路に乏しく、荷重や牽引が集中すると容易に阻血に傾く。ケーラー病は足の舟状骨に起こるもので、3〜7歳ごろの男児に多い。舟状骨は足の内側縦アーチの要石にあたり、荷重が集中するうえ骨化が遅れて始まるため負荷を受けやすい。足内側の痛み・腫れ・圧痛と、患側をかばう跛行(足の外側で接地する)が症状で、エックス線では舟状骨の扁平化・硬化像を示す。予後は良好で、多くは荷重の調整と足底挿板などの保存療法で1〜2年のうちに再骨化し、形態も回復する。同じ「ケーラー」の名で第2中足骨頭に起こるものをフライバーグ病(第2ケーラー病)と呼ぶことがあり、こちらは10代の女子に多く変形を残しやすい。混同しやすいので区別しておきたい。
| 疾患名 | 部位 | 好発年齢・性 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ケーラー病 | 足の舟状骨 | 3〜7歳・男児 | 足内側部痛、跛行。予後良好 |
| フライバーグ病(第2ケーラー病) | 第2中足骨頭 | 10代・女子 | 前足部痛。変形を残しやすい |
| セーバー病 | 踵骨骨端 | 10歳前後 | 踵後方部痛、つま先歩き |
| ペルテス病 | 大腿骨頭 | 4〜8歳・男児 | 跛行、外転・内旋制限、膝痛で受診も |
| キーンベック病 | 手の月状骨 | 青壮年・男性 | 手関節痛、握力低下(成人の無腐性壊死) |
| オスグッド・シュラッター病 | 脛骨粗面 | 10〜15歳 | 膝蓋腱の牽引による骨突起症 |
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