学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §3 診察各論 視診 / QJ31P027
理由で解く 柔道整復師
舞踏運動は大脳基底核のうち線条体(尾状核・被殻)の障害で生じる不随意運動で、代表疾患はハンチントン病である。正答は4。
舞踏運動とは、四肢や顔面が踊るように速く不規則に動き、本人の意思で止められない不随意運動をいう。ハンチントン病では第4染色体上のHTT遺伝子のCAGリピートが伸長し、線条体の抑制性神経細胞が選択的に脱落する。その結果、基底核の間接路による「運動にブレーキをかける」働きが失われ、視床が脱抑制されて運動が過剰に出力される。常染色体顕性(優性)遺伝で中年期に発症し、舞踏運動に加えて易怒性などの精神症状と認知機能低下が進行するのが特徴である。不随意運動の問題は「どの運動が、どの疾患・どの部位か」を一対一で結びつけておくと確実に得点できる。
| 疾患 | 特徴的な運動症状 | 主な障害部位・機序 |
|---|---|---|
| ハンチントン病 | 舞踏運動 | 線条体(尾状核・被殻)の変性、CAGリピート伸長 |
| パーキンソン病 | 安静時振戦・筋強剛・無動 | 黒質緻密部のドパミン神経変性 |
| 肝硬変(肝性脳症) | 羽ばたき振戦 | アンモニアなどによる代謝性脳症 |
| バセドウ病 | 手指の微細振戦 | 甲状腺ホルモン過剰・交感神経緊張 |
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