学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §2 診察各論 医療面接 / QJ31P025
理由で解く 柔道整復師
医療面接は「治療者が聞きたいことを埋める場」ではなく、患者が語る物語を受け取る場です。その出発点が患者像の把握になります。
同じ「膝が痛い」でも、一人暮らしの80歳と競技中の20歳では、想定する病態も、生活上の支障も、必要な指導もまったく違います。年齢・性別・職業・生活背景・家族構成といった患者像を最初に確認しておくと、以後の問診の焦点が定まり、聞き漏らしが減ります。質問の順序は、開かれた質問(オープンクエスチョン)で自由に語ってもらい、話が出そろってから閉ざされた質問(クローズドクエスチョン)で確認して絞り込む、という流れが基本です。言葉づかいは敬語を基本とし、相手に応じて専門用語を減らす・ゆっくり話すなど「分かりやすさ」の側を調整します。
| 開かれた質問 | 閉ざされた質問 | |
|---|---|---|
| 例 | 「今日はどうされましたか」「その痛みについて詳しく教えてください」 | 「痛みは夜も続きますか」「ぶつけましたか」 |
| 答え方 | 自由に語る | はい/いいえ、または短い語で答える |
| 得意なこと | 訴えの全体像、患者の関心事を拾う | 事実確認、鑑別の絞り込み、時間短縮 |
| 注意点 | 時間がかかる、話が広がりやすい | 誘導になりやすく、語られない情報を落とす |
| 使う場面 | 面接の導入・展開 | 面接の後半・確認 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。