学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 運動学 ▸ §7 運動発達 / QJ31A115
理由で解く 柔道整復師
記憶は記銘(覚え込む)→ 保持(とどめておく)→ 想起(思い出す)の順に進む。よって1が正しい。
情報処理の用語に置き換えると、記銘は符号化(エンコーディング)、保持は貯蔵(ストレージ)、想起は検索(リトリーバル)にあたる。入ってきた情報を意味づけして取り込み、一定期間保存し、必要なときに取り出すという一方向の流れであり、覚えていないものを思い出すことはできないという当たり前の順序関係が、そのまま設問の答えになる。臨床的には、この3段階のどこが障害されるかで症状の現れ方が変わる。発症以後の新しい出来事を覚えられない前向健忘は主に記銘の障害、発症以前の記憶を思い出せない逆向健忘は主に保持・想起の段階の障害として説明される。また保持の側面から記憶を分けると、感覚記憶・短期記憶(作業記憶)・長期記憶という時間軸の分類になり、3過程の分類とは切り口が違う点も整理しておきたい。
| 過程 | 情報処理用語 | 内容 | 障害されたときの現れ方 |
|---|---|---|---|
| 記銘 | 符号化 | 情報を意味づけして取り込む | 新しいことが覚えられない(前向健忘) |
| 保持 | 貯蔵 | 取り込んだ情報を保存し続ける | 覚えたはずの内容が失われる |
| 想起 | 検索 | 必要なときに取り出す | 知っているのに出てこない(逆向健忘など) |
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