学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 運動学 ▸ §6 歩行 / QJ31A114
理由で解く 柔道整復師
歩き始めた直後の小児は、両上肢を高く挙げた姿勢(ハイガード肢位)でバランスをとるため、成人のような上肢の交互の振りがない。よって2が正しい。
独歩を始めたばかりの時期はバランス機構が未熟で、体幹や上肢を積極的に使って安定を確保しようとする。両上肢は肩を外転・肘を屈曲した位置で挙げたまま固定され(ハイガード)、歩行に伴う交互の腕振りは現れない。下肢では、足底全体またはつま先から接地し、左右の足の間隔(歩隔)を広くとって支持基底面を確保する。また脚が短いため歩幅は小さく、その分を歩数で補うので歩行率(ケイデンス、単位時間あたりの歩数)は成人より高い。踵接地、上肢の交互振り、狭い歩隔、低い歩行率といった成人型のパターンは、歩行開始からおおむね3〜4歳ころにかけて順次現れ、7歳前後で成人に近い歩行が完成するとされる。
| 項目 | 歩行開始期の小児 | 成人 |
|---|---|---|
| 上肢 | ハイガード肢位、振りなし | 下垂位で交互に振る |
| 接地 | 足底全体・つま先 | 踵接地 |
| 歩隔 | 広い | 狭い |
| 歩幅 | 小さい | 大きい |
| 歩行率 | 高い | 低い |
| 体幹 | 回旋が乏しい | 骨盤・肩甲帯が逆方向に回旋 |
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