学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 運動学 ▸ §4 頭・頸部、四肢と体幹の運動(筋の作用および神経支配を含む) / QJ31A110
理由で解く 柔道整復師
股関節を伸展させるのは大殿筋である。他の3筋はいずれも股関節の運動軸の前方または外側を通り、屈曲・内転・外転側に働く。
大殿筋は腸骨翼外面・仙骨後面・尾骨・仙結節靱帯から起こり、浅層は腸脛靱帯へ、深層は大腿骨の殿筋粗面に停止する(下殿神経支配)。走行が股関節の前額水平軸より後方を通るため、股関節を伸展し、同時に外旋させる。歩行の平地では活動が比較的少ないが、椅子からの立ち上がり、階段や坂を上る、走る、といった体を起こす場面で強く働くのが特徴である。股関節伸展にはハムストリングス(大腿二頭筋長頭・半腱様筋・半膜様筋)も共同で働き、大殿筋は「大きな力を出すとき」「股関節伸展の主動作筋」として押さえておく。筋の作用は、起始と停止を線で結んだときにその線が関節の運動軸のどちら側を通るかで決まる、と考えると暗記量が減る。
| 筋 | 停止 | 主作用 | 神経支配 |
|---|---|---|---|
| 大殿筋 | 腸脛靱帯・殿筋粗面 | 伸展・外旋 | 下殿神経 |
| 腸腰筋 | 小転子 | 屈曲 | 大腿神経・腰神経叢の枝 |
| 長内転筋 | 大腿骨粗線内側唇 | 内転(屈曲補助) | 閉鎖神経 |
| 大腿筋膜張筋 | 腸脛靱帯 | 外転・屈曲・内旋 | 上殿神経 |
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