学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 運動学 ▸ §4 頭・頸部、四肢と体幹の運動(筋の作用および神経支配を含む) / QJ31A109
理由で解く 柔道整復師
回旋筋腱板(ローテーターカフ)を構成する4筋のうち、肩関節を内旋させるのは肩甲下筋だけである。
回旋筋腱板は肩甲下筋・棘上筋・棘下筋・小円筋の4つで、いずれも肩甲骨から起こって上腕骨近位に停止し、骨頭を関節窩に引きつけて安定させる。作用を丸暗記するより「起始が肩甲骨の前面か後面か」「停止が小結節か大結節か」で整理すると確実である。肩甲下窩(肩甲骨前面)から起こって小結節に停止するのは肩甲下筋だけで、上腕骨を前から内側へ巻き込むように回すため内旋に働く。残る3筋は肩甲骨後面から起こって大結節に停止するので、外転(棘上筋)または外旋(棘下筋・小円筋)となる。神経支配も、肩甲下筋は肩甲下神経、棘上筋・棘下筋は肩甲上神経、小円筋は腋窩神経と分かれており、肩甲下筋だけが別系統である点が覚えやすい手がかりになる。
| 筋 | 起始 | 停止 | 作用 | 神経 |
|---|---|---|---|---|
| 肩甲下筋 | 肩甲下窩(前面) | 小結節 | 内旋 | 肩甲下神経 |
| 棘上筋 | 棘上窩(後面) | 大結節上部 | 外転(初期) | 肩甲上神経 |
| 棘下筋 | 棘下窩(後面) | 大結節中部 | 外旋 | 肩甲上神経 |
| 小円筋 | 肩甲骨外側縁(後面) | 大結節下部 | 外旋 | 腋窩神経 |
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