学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 運動学 ▸ §4 頭・頸部、四肢と体幹の運動(筋の作用および神経支配を含む) / QJ31A111
理由で解く 柔道整復師
一側が収縮して体幹を反対側へ回旋させるのは外腹斜筋である。内腹斜筋は逆に同側回旋となる。
腹斜筋の作用は線維の走行方向でそのまま決まる。外腹斜筋は下位肋骨の外面から起こり、前下内方(ズボンのポケットに手を差し込む向き)へ斜めに走って腹直筋鞘・鼠径靱帯・腸骨稜に至る。この向きのため、一側が収縮すると同側へ側屈しながら体幹は反対側へねじれる。内腹斜筋は鼠径靱帯外側・腸骨稜から前上内方へ、外腹斜筋とほぼ直交する向きに走り、一側収縮では同側への回旋となる。したがって体幹を右へひねる動作では、左の外腹斜筋と右の内腹斜筋が斜めのペアとして共同で働く。この「たすきがけ」の関係を一度図でイメージしておくと、左右どちらを問われても即答できる。
| 筋 | 線維の走行 | 一側収縮の作用 | 両側収縮の作用 |
|---|---|---|---|
| 外腹斜筋 | 前下内方(外上方から内下方へ) | 同側側屈+反対側回旋 | 体幹屈曲・腹圧上昇 |
| 内腹斜筋 | 前上内方(外下方から内上方へ) | 同側側屈+同側回旋 | 体幹屈曲・腹圧上昇 |
| 脊柱起立筋 | 縦走(やや斜走) | 同側側屈+同側回旋 | 体幹伸展 |
| 腰方形筋 | ほぼ縦走 | 同側側屈・骨盤挙上 | 腰椎の固定・伸展補助 |
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