学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §9 内分泌 / QJ31A104
理由で解く 柔道整復師
グレリンは主に胃から分泌され、視床下部に働いて食欲を高める「空腹のホルモン」です。したがって「グレリン—摂食促進」の組合せが正しく、正解は3です。
グレリンは空腹時に胃底部の内分泌細胞から分泌が増え、視床下部弓状核のNPY/AgRPニューロンを刺激して摂食行動を促すほか、下垂体前葉からの成長ホルモン分泌も促進します。食事をとると分泌は低下します。脂肪細胞から出て摂食を抑えるレプチンとちょうど反対の働きをする、と対で覚えると混乱しません。他の3つも、産生部位と標的を押さえれば消去できます。アルドステロンは副腎皮質球状帯から分泌され、腎の集合管でNa⁺再吸収とK⁺排泄を促して体液量を保つホルモンで、骨代謝を担うのは副甲状腺ホルモン・カルシトニン・活性型ビタミンDです。GLP-1は食事に反応して小腸L細胞から出るインクレチンで、血糖を下げる方向に働きます。セクレチンは酸性の内容物が十二指腸に届いたときにS細胞から分泌され、膵臓から重炭酸イオンに富む膵液を出させて中和する、いわば「酸を鎮める」ホルモンです。
| ホルモン | 産生部位 | 主な刺激 | 主な働き |
|---|---|---|---|
| アルドステロン | 副腎皮質 球状帯 | アンジオテンシンII、高K⁺血症 | 集合管でNa⁺再吸収・K⁺排泄 → 体液量維持 |
| GLP-1 | 小腸 L細胞 | 食物(特に糖)の流入 | インスリン分泌促進、グルカゴン分泌抑制、胃排出遅延、食欲抑制 |
| グレリン | 胃(胃底部) | 空腹 | 摂食促進、成長ホルモン分泌促進 |
| セクレチン | 十二指腸 S細胞 | 十二指腸内の酸 | 重炭酸に富む膵液の分泌促進、胃酸分泌抑制 |
| ガストリン | 胃 幽門前庭部 G細胞 | タンパク・胃の伸展 | 胃酸分泌促進 |
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