学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §9 内分泌 / QJ31A090
理由で解く 柔道整復師
インスリンは同化(蓄える)方向のホルモンで、肝臓ではブドウ糖をグリコーゲンとして貯蔵する反応が進む。
インスリンは食後の高血糖に応じて膵ランゲルハンス島のB(β)細胞から分泌される。筋・脂肪組織ではGLUT4を細胞膜に移動させてブドウ糖の取り込みを増やし、肝臓ではグリコーゲン合成を促して糖新生を抑える。脂肪組織ではホルモン感受性リパーゼの働きを抑えて脂肪分解を止めるため血中の遊離脂肪酸は減り、肝臓に流れ込む脂肪酸が減る結果ケトン体の産生も減る。さらに細胞のナトリウムポンプを活性化してK⁺を細胞内へ移すため、血中K⁺濃度は下がる。「蓄える方向のものは増え、動員する方向のものは減る」と一本の軸で整理すると、この形式の設問はまとめて処理できる。
| インスリン | グルカゴン | |
|---|---|---|
| 分泌細胞 | ランゲルハンス島B(β)細胞 | ランゲルハンス島A(α)細胞 |
| 分泌のきっかけ | 血糖上昇(食後) | 血糖低下(空腹時) |
| 肝グリコーゲン | 合成を促進 | 分解を促進 |
| 糖新生 | 抑制 | 促進 |
| 脂肪分解・ケトン体 | 抑制 | 促進 |
| 血中K⁺ | 低下(細胞内へ移動) | 目立った作用はない |
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