学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §12 神経 / QJ31A085
理由で解く 柔道整復師
左右の脚を交互に動かす歩行のリズムそのものを生み出す神経回路(中枢パターン発生器)は、脊髄にある。
脊髄には、上位中枢からの細かい指令がなくても屈筋と伸筋、そして左右の脚を交互に動かすリズムを自律的に作り出す神経回路があり、中枢パターン発生器(CPG)と呼ばれる。脊髄より上位を切り離した動物でも、トレッドミル上で後肢が歩行様の交互運動を示すことが古くから知られており、これがパターン発生の座が脊髄にあることの根拠となっている。ただし上位中枢が不要というわけではなく、中脳の歩行誘発野が歩き出しと速さを決め、小脳と大脳が状況に応じて修正するという階層構造をとる。「パターンを生み出す場所」と「開始・調節する場所」を分けて理解しておくと、この種の問題は迷わない。
| 部位 | 歩行への関わり |
|---|---|
| 脊髄 | 基本パターン(リズム)の発生=CPG |
| 中脳 | 歩行誘発野が歩行の開始と速度を決める |
| 延髄・脳幹網様体 | 下行路を介して姿勢筋の緊張を調節 |
| 小脳 | 協調・平衡・タイミングの調節、運動学習 |
| 大脳 | 運動の企画と随意的な修正 |
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