学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §11 体表解剖 / QJ31A080
理由で解く 柔道整復師
殿部の筋肉注射では、坐骨神経とともに下殿動脈を傷つけない部位選びが要点で、正しいのは選択肢3である。
殿部で避けたいのは下内側の領域で、ここには梨状筋下孔から出た坐骨神経・下殿神経・下殿動静脈・陰部神経・内陰部動脈などが集まって下行している。そのため注射部位は、殿部を四分した上外側1/4、あるいは中殿筋をねらうクラーク点(上前腸骨棘と上後腸骨棘を結ぶ線の外側1/3)やホッホシュテッター法を選ぶのが基本である。肩では三角筋の最も厚い中央部が的で、目安は肩峰の下およそ3横指。それより下げると、三角筋の深層を後方から前方へ回る腋窩神経や後上腕回旋動脈、さらに下方では上腕骨橈骨神経溝を走る橈骨神経に近づくため、骨指標を触って位置を決めることが安全につながる。
| 部位 | 刺入点の目安 | 近くにあり避けたい構造 |
|---|---|---|
| 三角筋 | 肩峰の約3横指下、筋の中央部 | 腋窩神経・後上腕回旋動脈、(下方で)橈骨神経 |
| 殿部(四分法) | 上外側1/4 | 下内側の坐骨神経・下殿動静脈・下殿神経 |
| 殿部(クラーク点) | 上前腸骨棘と上後腸骨棘を結ぶ線の外側1/3 | 同上(中殿筋をねらう) |
| 梨状筋上孔 | — | 上殿神経・上殿動静脈 |
| 梨状筋下孔 | — | 坐骨神経・下殿神経・下殿動静脈・陰部神経 |
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