学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §11 体表解剖 / QJ30A080
理由で解く 柔道整復師
CT値が最も高いのはX線をよく吸収する組織で、4肢の中では骨の緻密質である。正答は3。
CT値はハンスフィールド単位(HU)で表される相対値で、水を0、空気を−1000と定め、その組織のX線吸収の強さに比例して増減する。吸収は主に物理密度と実効原子番号で決まり、カルシウムを豊富に含む骨は群を抜いて高い。目安としては、空気−1000、脂肪−100〜−50、水0、脳白質(髄質)およそ20〜30、脳灰白質30〜40、血液40〜60(凝血塊は60〜90)、骨の緻密質はおよそ1000前後(部位により1000を大きく超える)となる。画像では高吸収ほど白く、低吸収ほど黒く描かれるので、頭部CTで真っ白に抜ける頭蓋骨と、真っ黒に見える眼窩内脂肪や皮下脂肪を思い浮かべれば順位を再現できる。骨でも海綿質は骨梁の間に脂肪髄・造血髄を含むためCT値は緻密質よりかなり低く、「骨=一律に高い」ではなく緻密質が最高、と押さえるのが大切である。
| 組織 | CT値の目安(HU) | 画像での見え方 |
|---|---|---|
| 骨の緻密質 | およそ1000前後(部位によりさらに高い) | 真っ白 |
| 凝血塊 | 60〜90 | やや白い |
| 血液 | 40〜60 | やや白い |
| 脳灰白質 | 30〜40 | 灰色(白質よりやや白い) |
| 脳髄質(白質) | 20〜30 | 灰色 |
| 水 | 0 | 暗い灰色 |
| 脂肪 | −100〜−50 | 黒い |
| 空気 | −1000 | 真っ黒 |
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