学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §10 感覚器系 / QJ31A079
理由で解く 柔道整復師
平衡斑(卵形嚢斑・球形嚢斑)は前庭の中にある卵形嚢と球形嚢の壁にあり、頭の傾きと直線加速度を感じ取る。
内耳は側頭骨錐体の中の骨迷路(前庭・骨半規管・蝸牛)と、その中に浮かぶ膜迷路からなる。骨迷路の中央部である前庭には、膜迷路の袋である卵形嚢と球形嚢が入っており、その壁の一部が肥厚した部分が平衡斑である。平衡斑では有毛細胞の感覚毛が、耳石(平衡砂)を載せたゼラチン状の耳石膜に埋まっている。頭を傾けたり直線的に加速したりすると、重い耳石が慣性で遅れてずれ、感覚毛が曲がって前庭神経が興奮する。回転を感じる膨大部稜(半規管)、音を感じるラセン器(蝸牛管)と合わせ、「装置・刺激・場所」を三点セットで押さえると整理できる。
| 場所 | 感覚装置 | 受け取る刺激 | 神経 |
|---|---|---|---|
| 前庭(卵形嚢・球形嚢) | 平衡斑(耳石膜+耳石) | 直線加速度・頭の傾き | 前庭神経 |
| 半規管(膨大部) | 膨大部稜(クプラ) | 回転(角)加速度 | 前庭神経 |
| 蝸牛管 | ラセン器(コルチ器) | 音(振動) | 蝸牛神経 |
| 前庭階・鼓室階 | なし(外リンパ腔) | 振動を伝える通路 | — |
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