学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §10 感覚器系 / QJ34A076
理由で解く 柔道整復師
涙腺は眼窩の上外側、前頭骨の涙腺窩にある。涙は上外側でつくられ、内下方へ流れて鼻へ抜ける。
涙器は「つくる装置」と「流す装置」に分かれる。つくる側が涙腺で、眼窩の外上角にある前頭骨の涙腺窩に収まり、上眼瞼挙筋腱膜によって眼窩部と眼瞼部に分けられる。分泌された涙は上外側から角膜前面を斜めに横切って内眼角へ集まり、上下の涙点から涙小管に入り、内側の涙嚢(涙骨と上顎骨前頭突起がつくる涙嚢窩)にたまり、鼻涙管を通って下鼻道へ排出される。泣くと鼻水が出るのはこの通り道があるためで、点眼薬が口の中で苦く感じられるのも同じ経路による。分泌を司るのは顔面神経の副交感線維(大錐体神経→翼口蓋神経節→涙腺神経に合流)で、知覚は三叉神経第1枝の涙腺神経が担う。方向をひとつ押さえれば、涙器の各要素の位置も自然に決まる。
| 涙器の構成 | 位置 | はたらき |
|---|---|---|
| 涙腺 | 眼球の上外側(前頭骨涙腺窩) | 涙を分泌する |
| 涙点・涙小管 | 内眼角(上下の眼瞼縁) | 涙を集める |
| 涙嚢 | 内側(涙骨・上顎骨前頭突起の涙嚢窩) | 涙を一時ためる |
| 鼻涙管 | 内側を下行 | 下鼻道へ排出する |
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