学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §35 包帯法 / QJ31A036

理由で解く 柔道整復師

QJ31A036 必修問題

出典:第31回柔道整復師国家試験(2023)午前 問36
問題
副子の一次固定に用いるのはどれか。
選択肢
1 亀甲帯
2 折転帯
3 蛇行帯
4 螺旋帯
解答
正解3(蛇行帯)
解説

副子を当てた直後に位置がずれないよう仮に押さえておく巻き方が蛇行帯です。間隔を空けて素早く巻き上げられるため、一次固定に適しています。

副子固定には手順の流れがあります。まず副子や綿花などの軟部材料がずれないように仮止めし(一次固定)、そのうえから全体を密に巻いて確実に保持します(二次固定=本固定)。蛇行帯は包帯を重ねずに一定の間隔を空けながら斜めに巻き上げる方法なので、短時間で位置を決められ、必要なら副子の当て方をすぐ調整できます。これに対し螺旋帯や折転帯は密に巻いて圧を均一にかける本固定向きの巻き方、亀甲帯は屈伸する関節部に用いる巻き方です。包帯法は名前で暗記せず、「どの場面で何のために使うか」で束ねると取り違えません。巻き終えたら末梢の色調・温度・感覚を確認し、日数の経過で緩んだら巻き直します。

✓ 3. 正しい
蛇行帯
間隔を空けて斜めに巻き上げる方法で、副子や綿花の仮止め(一次固定)に用います。素早く位置を決められ、そのまま本固定の包帯を重ねられるのが利点です。
✗ 1. 誤り
亀甲帯
肘関節や膝関節など屈伸する関節部に用いる巻き方で、離開亀甲帯と集合亀甲帯があります。関節の動きに追従させるための巻き方であり、副子の仮止めには使いません。
✗ 2. 誤り
折転帯
前腕や下腿のように太さが変化する部位で、包帯を折り返して密着させながら巻く方法です。密に巻く本固定向きの巻き方で、一次固定には向きません。
✗ 4. 誤り
螺旋帯
太さの変化が少ない部位を、包帯の一部を重ねながら螺旋状に巻き上げる基本の巻き方です。これも本固定で用います。
ポイント
  • 蛇行帯=間隔を空けて斜めに巻き上げる。副子・綿花の一次固定(仮止め)に用いる。
  • 環行帯=同じ位置に重ねて巻く。巻き始めと巻き終わりで包帯の端を安定させる。
  • 螺旋帯=太さの変化が少ない部位、折転帯=前腕・下腿など太さが変わる部位。いずれも本固定。
  • 亀甲帯=肘・膝など屈伸する関節部。離開と集合の2種類がある。
  • 「一次固定で位置を決め、二次固定で圧を均一にかける」という手順の流れで覚えると混同しない。巻いた後は末梢の色調・温度・感覚を確認し、緩んだら巻き直す。
比較表
包帯法巻き方の特徴主な用途
環行帯同じ位置に重ねて巻く巻き始め・巻き終わり
蛇行帯間隔を空けて斜めに巻き上げる副子・綿花の一次固定(仮止め)
螺旋帯一部を重ねて螺旋状に巻く太さの変化が少ない部位の本固定
折転帯折り返して密着させる前腕・下腿など太さが変わる部位の本固定
亀甲帯関節を中心に広げる/集める肘・膝など屈伸する関節
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