学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §3 柔道整復師と柔道 / QJ31A002

理由で解く 柔道整復師

QJ31A002 必修問題

出典:第31回柔道整復師国家試験(2023)午前 問2
問題
柔道の理念で正々堂々を意味するのはどれか。
選択肢
1 自他共栄
2 柔能制剛
3 順道制勝
4 相助相譲
解答
正解3(順道制勝)
解説

「順道制勝」は道理(ルールと礼)に順って勝ちを制すること、すなわち正々堂々を意味する。

柔道の理念を表す四字句はいずれも講道館柔道の指導理念として掲げられ、字面が似ているため意味を取り違えやすい。「順道」は道に順(したが)うこと、「制勝」は勝ちを制すること。つまり正しい手順・作法に従って勝負に勝つという意味で、フェアプレーの精神を指す。他の語も一字ずつ読み下せば意味が引き出せるので、丸暗記ではなく漢字の意味から考える習慣をつけたい。

✓ 3. 正しい
順道制勝
「道に順って勝を制する」と読み下せる。ルールと礼法に従って堂々と勝つ姿勢を示す語で、正々堂々に対応する。
✗ 1. 誤り
自他共栄
自分と他人がともに栄えること。嘉納治五郎が掲げた柔道の目的を示す語で、「精力善用」と対をなす。勝ち方の作法を示す語ではない。
✗ 2. 誤り
柔能制剛
「柔よく剛を制す」。相手の力に逆らわず利用するという柔の理(技術原理)を表す語であり、正々堂々の意味はない。
✗ 4. 誤り
相助相譲
互いに助け合い、譲り合うこと。稽古仲間や社会との関わり方を示す語で、勝負における正々堂々とは別の内容。
ポイント
  • 順道制勝=道に順って勝を制する=正々堂々(本問の答え)。
  • 自他共栄=自分も他人もともに栄える。精力善用と対で覚える。
  • 柔能制剛=柔よく剛を制す。技術原理を示す語。
  • 相助相譲=互いに助け合い譲り合う。人との関わり方を示す語。
  • 四字句は漢字を読み下すと意味が取れる。暗記より読み下しで対応する。
比較表
読み下し示す内容
順道制勝道に順って勝を制する正々堂々・フェアプレー
自他共栄自と他が共に栄える柔道修行の目的
柔能制剛柔よく剛を制す柔の技術原理
相助相譲相助け相譲る稽古・社会での心構え
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