学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §3 柔道整復師と柔道 / QJ31A001

理由で解く 柔道整復師

QJ31A001 必修問題

出典:第31回柔道整復師国家試験(2023)午前 問1
問題
起倒流の師範はどれか。
選択肢
1 磯正智
2 武田惣角
3 福田八之助
4 飯久保恒年
解答
正解4(飯久保恒年)
解説

嘉納治五郎が起倒流を学んだ師は飯久保恒年である。天神真楊流の師(福田八之助・磯正智)と対にして覚えると混同しない。

講道館柔道は、嘉納治五郎が二つの古流柔術を統合して創始したものである。天神真楊流からは当身技と固技(抑込技・絞技・関節技)を、起倒流からは崩しと投技・形の理合いを受け継いだ。嘉納はまず天神真楊流の福田八之助に入門し、その死後に同流の磯正智に、続いて起倒流の飯久保恒年に師事した。「先に天神真楊流の二人、後に起倒流の一人」という順序で整理すると、人物名と流派の組合せを取り違えにくい。

✓ 4. 正しい
飯久保恒年
嘉納治五郎が起倒流を学んだ師範。起倒流で修めた崩しと投技の理合いは、講道館柔道の投技および形の骨格となった。
✗ 1. 誤り
磯正智
天神真楊流の師範。福田八之助の没後に嘉納が師事した人物で、起倒流ではない。
✗ 2. 誤り
武田惣角
大東流合気柔術を各地に広めた人物であり、講道館柔道の系譜とは別系統。名前だけを覚えていると引っかかりやすい選択肢。
✗ 3. 誤り
福田八之助
嘉納が最初に入門した天神真楊流の師範。起倒流の師ではない。
ポイント
  • 講道館柔道=天神真楊流+起倒流の統合から生まれた。
  • 天神真楊流の師=福田八之助(最初)→ 磯正智(その後)。
  • 起倒流の師=飯久保恒年。本問の答えはここ。
  • 天神真楊流由来=当身技・固技、起倒流由来=崩しと投技・形。
  • 武田惣角は大東流合気柔術で、講道館柔道の系譜とは無関係。
比較表
人物流派嘉納治五郎との関係
福田八之助天神真楊流最初に入門した師
磯正智天神真楊流福田の没後に師事
飯久保恒年起倒流起倒流を学んだ師(本問の答え)
武田惣角大東流合気柔術別系統。師弟関係はない
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