学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §6 柔道整復師と国民医療費 / QJ31A003

理由で解く 柔道整復師

QJ31A003 必修問題

出典:第31回柔道整復師国家試験(2023)午前 問3
問題
社会保険制度で正しいのはどれか。
選択肢
1 加入は任意である。
2 財源の過半は税金である。
3 給付を受けるとその後の社会保険料は増加する。
4 社会保障給付費に占める割合が大きいのは公的年金である。
解答
正解4(社会保障給付費に占める割合が大きいのは公的年金である。)
解説

社会保障給付費を部門別にみると、最も大きな割合を占めるのは年金である。

社会保険は医療・年金・介護・雇用・労災の5つからなり、法律に基づく強制加入で、被保険者と事業主が負担する保険料を主たる財源とする。給付は必要が生じたときに行われ、給付を受けたからといって以後の保険料が上がる仕組みはない(民間保険の等級制とは考え方が異なる)。第31回が実施された2023年時点で公表されていた最新の社会保障費用統計(2020年度)では、社会保障給付費の総額はおよそ132兆円で、そのうち年金が4割強を占めて最大、次いで医療が約3割、残りが福祉その他であった。高齢化により年金が最大部門であるという構図は長年続いており、この順序を押さえておけば選択できる。

✓ 4. 正しい
社会保障給付費に占める割合が大きいのは公的年金である。
高齢者人口の増加を背景に年金給付が最大部門となっており、医療・福祉その他を上回る。
✗ 1. 誤り
加入は任意である。
社会保険は法律による強制加入で、国民皆保険・国民皆年金が成り立っている。加入・非加入を選べるのは民間保険の特徴。
✗ 2. 誤り
財源の過半は税金である。
主財源は保険料であり、公費(税)はこれを補う位置づけ。後期高齢者医療制度や介護保険のように公費が約5割入る制度はあるが、制度全体として税が過半を占めるわけではない。
✗ 3. 誤り
給付を受けるとその後の社会保険料は増加する。
保険料は所得(標準報酬)や世帯状況などに応じて決まり、給付を受けた実績で増減はしない。給付の有無で保険料が変わるのは民間保険の考え方。
ポイント
  • 社会保険は法律に基づく強制加入。任意加入は民間保険。
  • 主財源は保険料。公費(税)は補助的に投入される。
  • 給付を受けても保険料は上がらない(民間保険の等級制と区別)。
  • 社会保障給付費の部門別順位は 年金 > 医療 > 福祉その他。
  • 2023年出題時点の最新統計(2020年度)で総額約132兆円、年金は4割強。
比較表
項目社会保険民間保険
加入法律による強制加入任意加入
財源保険料が中心+公費保険料のみ
保険料の決まり方所得・世帯状況などに応じる危険度・給付実績を反映(等級制など)
給付必要に応じて法定給付契約内容に応じた給付
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