学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §24 臨床実地問題 / QJ30P106
理由で解く 柔道整復師
頭部外傷でまず確認するのは意識の状態です。正しいのは3です。
競技中の頭部外傷では、生命に直結する頭蓋内病変を見逃さないことが最優先です。呼吸と循環が保たれていることを確かめたら、次に確認するのが意識レベルで、これは脳の機能そのものを反映する指標だからです。受傷直後の意識消失の有無、その持続時間、受け答えのかみ合い方、健忘の範囲を評価します。硬膜外血腫では、受傷直後に一時的に意識が戻る意識清明期を経て急速に悪化することがあるため、「今は話せているから大丈夫」とは判断できません。意識障害を認める場合はもちろん、脳振盪が疑われる時点でその日の競技復帰はさせず、頸椎の保護に留意しながら医療機関へ搬送します。頭部の陥凹や耳鼻からの出血も重要な所見ですが、いずれも意識状態を確認したうえで続けて評価する項目です。
| 優先順位 | 確認項目 | 意味 |
|---|---|---|
| 1 | 気道・呼吸・循環 | 生命維持の基本 |
| 2 | 意識レベル | 脳機能の直接指標。頭蓋内病変の重症度判断 |
| 3 | 瞳孔・麻痺・痙攣・嘔吐 | 頭蓋内圧亢進・局所症状 |
| 4 | 耳鼻出血・髄液漏、頭部陥凹 | 頭蓋底骨折・陥没骨折の徴候 |
| 5 | 打撃部の腫脹・創 | 受傷部位の情報。重症度とは相関しない |
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