学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §7 総論 脱臼 / QJ30P070
理由で解く 柔道整復師
外傷性脱臼は、正常な関節に生理的可動域を超える外力が加わり、関節包が破れて関節端が転位したものです。関節包の断裂を挙げた2が正しい選択肢です。
脱臼は「関節が正常か、外力が過大か」で分類すると整理できます。外傷性脱臼は正常な関節に過大な外力が加わって生じるため、定義上かならず関節包や靱帯の断裂を伴い、これが整復後の再脱臼リスクと固定期間の根拠にもなります。一方、関節自体に病変があって軽微な力で(あるいは外力なしに)外れるものを病的脱臼といい、関節液貯留で包が押し広げられる拡張性脱臼、関節面が壊れる破壊性脱臼、支持筋が働かなくなる麻痺性脱臼などに分かれます。残る3つの選択肢はいずれもこの病的脱臼の要因です。
| 分類 | 関節の状態 | 要因の例 |
|---|---|---|
| 外傷性脱臼 | 正常 | 過大な外力による関節包の断裂 |
| 拡張性脱臼(病的) | 関節液貯留で包が緩む | 関節リウマチなど非感染性の炎症 |
| 破壊性脱臼(病的) | 関節面が破壊 | 化膿性・結核性関節炎 |
| 麻痺性脱臼(病的) | 支持筋が働かない | 弛緩性の麻痺 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。