学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §7 総論 脱臼 / QJ31P073
理由で解く 柔道整復師
弾発性抵抗が脱臼の固有症状。関節を他動的に動かそうとするとゴムを引くような抵抗があり、手を離すと元の異常肢位に戻る所見で、脱臼でしか説明できない。
外傷の症状は「一般外傷症状」と「固有症状」に分けて考える。疼痛・腫脹・機能障害・限局性圧痛は骨折でも脱臼でも捻挫でも出るため、それだけでは損傷の種類は決まらない。これに対し固有症状はその損傷に特有で、骨折なら異常可動性・軋轢音・転位(変形)、脱臼なら弾発性固定・関節部の変形(関節腔の空虚と骨頭の異常位置)・肢長の変化がこれにあたる。脱臼では骨頭が関節窩から外れた位置にあり、周囲の筋・靱帯・関節包が緊張して骨頭を保持するため、動かしても途中で止まり離すと戻る。この確認操作は繰り返さず、固有症状で脱臼を疑ったら骨折の合併と神経・血管損傷の有無を確かめてから整復の判断に進む。
| 所見 | 骨折 | 脱臼 |
|---|---|---|
| 異常可動性・軋轢音 | 固有症状 | みられない |
| 弾発性固定 | みられない | 固有症状 |
| 変形 | 骨幹の転位による | 関節腔の空虚・骨頭の異常位置 |
| 疼痛・腫脹・機能障害・限局性圧痛 | いずれにも出る一般外傷症状 | |
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