学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §7 総論 脱臼 / QJ31P074
理由で解く 柔道整復師
阻血性壊死が脱臼の合併症。骨頭が関節から外れる際に、骨頭を養う血管が引き伸ばされたり断たれたりし、後になって骨頭が壊死に陥る。股関節脱臼後の大腿骨頭壊死が代表。
骨頭に入る栄養血管は、関節包や靱帯に沿って走っている。股関節では関節包に沿う血管と大腿骨頭靱帯内の血管が骨頭を養うため、脱臼するとこの供給路が損なわれ、整復して痛みが取れた後、月単位から年単位遅れて骨頭が潰れてくる。したがって脱臼は整復して終わりにせず、脱臼している時間を短くすること(早期整復)と、その後の定期的な画像評価につなぐことが要る。残る3つは、開放骨折に伴う感染、骨折の治り方の問題、あるいは長期経過後に残る後遺症であり、脱臼に伴って生じる合併症としては当てはまらない。
| 区分 | 脱臼 | 骨折 |
|---|---|---|
| 合併症(受傷時〜早期) | 骨折の合併、血管・神経損傷、阻血性壊死 | 血管・神経損傷、脂肪塞栓、開放骨折での感染 |
| 後遺症(長期経過後) | 反復性脱臼、関節拘縮・強直、骨化性筋炎 | 変形治癒、偽関節、遷延治癒、阻血性拘縮 |
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