学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 整形外科学 ▸ §25 臨床実地問題 / QJ30P067
理由で解く 柔道整復師
ラックマンテスト陽性は前十字靱帯損傷を強く疑わせる所見です。診断が確定していない急性期に荷重下のスクワット訓練を始めるのは適切でないため、答えは3です。
ジャンプの着地で膝に激痛が走り、その場は動けても痛みが続くという経過は、前十字靱帯損傷の典型的な訴えです。ラックマンテストは膝を20〜30度屈曲位にして脛骨を前方へ引き、前方移動量の増加と終末点の不明瞭さをみる検査で、急性期でも判定しやすく検出感度が高いのが特徴です。受傷直後から短時間で腫れる関節血症を伴うことが多く、膝蓋跳動で確認します。前十字靱帯は自然治癒が期待しにくく、放置すると膝崩れ(ギビングウェイ)を繰り返して半月板や関節軟骨を傷めるため、まず整形外科でMRIを含む評価を受けてもらうことが最優先です。柔道整復師としては、患部の固定と免荷、RICEによる腫脹・疼痛の管理を行い、医師の診断と指示のもとで段階的な運動療法につなぐ役割を担います。
| 検査 | 方法 | 陽性が示すもの |
|---|---|---|
| ラックマンテスト | 膝20〜30度屈曲位で脛骨を前方へ引く | 前十字靱帯損傷(急性期でも判定しやすい) |
| 前方引き出しテスト | 膝90度屈曲位で脛骨を前方へ引く | 前十字靱帯損傷(急性期は疼痛で判定困難) |
| 後方引き出しテスト | 膝90度屈曲位で脛骨を後方へ押す | 後十字靱帯損傷 |
| Nテスト(ピボットシフトテスト) | 伸展位から外反・内旋を加えて屈曲する | 前十字靱帯損傷による回旋不安定性 |
| 外反ストレステスト | 膝軽度屈曲位で外反を強制する | 内側側副靱帯損傷 |
| マックマレーテスト | 屈曲位から回旋を加えつつ伸展する | 半月板損傷 |
| 膝蓋跳動 | 膝蓋骨を押し下げて浮き沈みをみる | 関節液貯留(受傷直後なら関節血症) |
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