学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 整形外科学 ▸ §19 部位別各論 手関節 / QJ30P062
理由で解く 柔道整復師
キーンベック病は月状骨の無腐性壊死(月状骨軟化症)です。進行すると月状骨が圧潰して手根骨の並びが崩れるため、正解は4です。
月状骨は手根骨のほぼ中央に位置し、栄養血管の進入が少なく血行に乏しいため、繰り返す圧迫や外力で血行障害を起こしやすい骨です。手をよく使う青壮年男性、とくに大工や振動工具を使う職業に多く、尺骨が橈骨より短い尺骨マイナス変異が背景にあると、橈骨側から月状骨に応力が集中しやすくなります。壊死が進むと月状骨は硬化し、扁平化して、やがて圧潰します。その結果、隣り合う舟状骨が掌屈方向に回転し、有頭骨が近位へ落ち込むなど手根骨の配列(手根骨高)が崩れ、手関節の変形性変化へ進行します。
| 疾患名 | 障害される部位 | 好発 |
|---|---|---|
| キーンベック病 | 月状骨 | 手をよく使う青壮年男性 |
| プライザー病 | 手の舟状骨 | まれ、中年 |
| ペルテス病 | 大腿骨頭(骨端核) | 4〜8歳の男児 |
| ケーラー病 | 足の舟状骨 | 3〜7歳 |
| フライバーグ病(第2ケーラー病) | 第2中足骨頭 | 思春期の女子 |
| パンナー病 | 上腕骨小頭 | 学童期の男児 |
| オスグッド・シュラッター病 | 脛骨粗面 | 10〜15歳のスポーツ愛好者 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。