学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 整形外科学 ▸ §11 疾患別各論 全身性の骨・軟部疾患 / QJ30P061
理由で解く 柔道整復師
骨形成不全症はⅠ型コラーゲンの合成異常による全身性の骨脆弱疾患である。骨折はしやすいが仮骨形成は保たれており、骨癒合そのものは比較的良好なので3が正しい。
常染色体優性遺伝の形をとることが多く、COL1A1・COL1A2遺伝子の変異によってⅠ型コラーゲンが量的または質的に障害される。Ⅰ型コラーゲンは骨だけでなく皮膚、腱、強膜、象牙質にも広く分布するため、易骨折性に加えて青色強膜、進行性難聴、歯牙(象牙質)形成不全、関節弛緩、脊柱変形といった多彩な症状を伴う。骨折は通常どおり癒合するが、骨そのものが脆いために長管骨の弯曲変形や再骨折を残しやすい。治療はビスホスホネート製剤による骨量の増加を基本とし、装具や髄内釘で変形と再骨折を防ぎ、骨折時には適切な固定を行いつつ、廃用を防ぐため安全な範囲での運動を早期から続けることが大切である。
| コラーゲンの型 | 主な分布 | 異常でおこる代表疾患 |
|---|---|---|
| Ⅰ型 | 骨、皮膚、腱、強膜、象牙質 | 骨形成不全症、エーラス・ダンロス症候群の一部 |
| Ⅱ型 | 硝子軟骨(関節軟骨)、椎間板髄核、硝子体 | 脊椎骨端異形成症などの軟骨異形成症 |
| Ⅲ型 | 血管壁、細網線維、腸管 | 血管型エーラス・ダンロス症候群 |
| Ⅳ型 | 基底膜 | アルポート症候群 |
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