学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §3 診察各論 視診 / QJ30P027
理由で解く 柔道整復師
妊娠で腹壁が急に伸ばされると真皮の膠原線維が断裂し、腹部に皮膚線条(妊娠線)が残ります。これが正しい組合せです。
体幹・四肢の視診は、所見と原因疾患を一対一で結びつけて覚えると得点源になります。皮膚線条は皮膚が急速に引き伸ばされて真皮のコラーゲン線維が裂けたところで、妊娠、急激な体重増加、思春期の急成長で生じます。妊娠後の線条ははじめ赤みを帯び、時間とともに白色に変わります(白色線条)。一方、クッシング症候群では蛋白異化が進んで皮膚が薄くなるため、幅広く赤紫色の線条になるのが特徴で、色と幅で区別できます。他の選択肢は、所見はどれも実在しますが対応する疾患が入れ替わっており、マルファン症候群といえばくも状指と胸郭変形(漏斗胸・鳩胸)、腓骨神経麻痺といえば下垂足、というつながりを確認しましょう。
| 視診所見 | 対応する疾患・状態 |
|---|---|
| 腹部皮膚線条(白色・細い) | 妊娠経験、急激な体重増加 |
| 皮膚線条(赤紫色・幅広い) | クッシング症候群 |
| くも状指、漏斗胸・鳩胸 | マルファン症候群 |
| 扁平胸 | やせ型体型、慢性消耗性疾患 |
| 内反膝(O脚) | 変形性膝関節症、くる病 |
| 下垂足・鶏歩 | 腓骨神経麻痺 |
| 鷲手 | 尺骨神経麻痺 |
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