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理由で解く 柔道整復師
ファンクショナルリーチテスト(FRT)は、立位で上肢をどれだけ前方に伸ばせるかを測る動的バランス検査です。正常と転倒リスクを分ける境界はおよそ15 cmとされています。
壁の横に立ち、肩関節を90度屈曲して拳を握り、足の位置を変えずに前方へ最大限リーチしたときの指先の移動距離を測ります。足を動かさずに重心をどこまで前へ運べるか、すなわち安定性限界(stability limit)を反映するのがこの検査の値打ちです。原法(Duncanら)では約15 cm(6インチ)未満で転倒リスクが高いとされ、25 cm前後を超えていればバランスは良好と判断されます。加齢とともに短縮し、高齢者では下肢筋力・足関節戦略・姿勢制御の低下が値に表れます。単独で判断せず、Timed Up and Go テスト(13.5秒以上で転倒リスク高、10秒以内で自立レベル)や片脚立位時間などと組み合わせて評価し、結果が低ければバランス練習・下肢筋力強化・住環境の整備(手すり、段差解消、照明)につなげます。
| 評価法 | みるもの | 目安となる値 |
|---|---|---|
| ファンクショナルリーチテスト | 前方への安定性限界 | 15 cm未満で転倒リスク高 |
| Timed Up and Go | 起立・歩行・方向転換の総合能力 | 13.5秒以上で転倒リスク高/10秒以内は自立 |
| 片脚立位時間 | 静的バランス | 短いほど転倒リスク高 |
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