学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / リハビリテーション医学 ▸ §5 リハビリテーションの治療 / QJ30P020
理由で解く 柔道整復師
片麻痺では、健側の片手で扱える杖や、麻痺側下肢を支える装具が主役になります。前輪歩行器は左右のグリップを両手で保持して初めて安定するため、片麻痺の患者には通常用いられないと考えられます。
中等度の片麻痺では、麻痺側上肢で歩行補助具をしっかり握り、体重を預けることが難しくなります。歩行器(前輪歩行器、固定型、四輪型など)は両手でフレームを保持して支持基底面を広げる道具なので、両上肢が使える人——高齢者の下肢筋力低下、両側性の失調、下肢術後の免荷など——に適応があるとされます。片麻痺の歩行練習では、健側にT字杖を持ち、麻痺側の下垂足・内反尖足や膝折れに対して短下肢装具を併用するのが標準的な組み合わせです。歩行が実用的でない時期や長距離の移動では車いすを併用し、健側の上下肢で駆動できるよう座面高を下げる、片手駆動式にするなどの調整を行います。「両手を使う道具か、片手で足りる道具か」で仕分けるのが、この種の設問を解く軸です。
| 補助具 | 必要な上肢 | 片麻痺での位置づけ |
|---|---|---|
| T字杖 | 片手(健側) | 標準的に使用 |
| 短下肢装具 | 不要(下肢に装着) | 標準的に使用 |
| 普通型車いす | 健側で駆動可 | 移動手段として併用 |
| 前輪歩行器 | 両手 | 通常は選ばれにくい |
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