学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 衛生学・公衆衛生学 ▸ §4 消毒 / QJ30P010
理由で解く 柔道整復師
速乾性擦式消毒薬は、十分な量を取って乾くまで(おおむね30秒以上)すり込むことで初めて効果が出る。正答は4。
手指衛生は、日常的手洗い(石けんと流水)、衛生学的手洗い(消毒薬を加えて通過菌を除く)、手術時手洗い(常在菌まで減らす)の3段階に整理される。共通する原則は、まず流水と石けんで汚れと通過菌を物理的に洗い流し、そのうえで消毒薬を十分な時間作用させることである。ただし洗う順序は区分によって異なり、衛生学的手洗いと手術時手洗いを取り違えないことが重要になる。衛生学的手洗いやアルコール擦式消毒では、およそ3mLを手に取り、手掌・手背・指間・母指・指先・手首の順にこすり込む。量が少ないと途中で乾いてしまい接触時間が足りなくなるため、「乾くまでこすり続けられる量を取る」ことが実務上の要点になる。目に見える汚れや粉状の付着があるときは、擦式消毒だけで済ませず流水と石けんによる手洗いを行う。
| 区分 | 目的 | 方法・洗う順序 | 対象となる菌 |
|---|---|---|---|
| 日常的手洗い | 汚れと一部の通過菌の除去 | 石けんと流水 | 通過菌の一部 |
| 衛生学的手洗い | 通過菌の確実な除去 | 石けんと流水+消毒薬、または擦式消毒薬。手掌→手背→指間→母指→指先(爪)→手首 | 通過菌 |
| 手術時手洗い | 通過菌の除去と常在菌の減少 | 指先・爪→手掌・手背→手首→前腕→肘の手前と末梢から中枢へ。持続効果のある消毒薬を用い、手指は肘より高く保つ | 通過菌+常在菌 |
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