学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §18 肩関節烏口下脱臼の固定 / QJ30A020
理由で解く 柔道整復師
肩関節烏口下脱臼の整復後は上腕を内転・内旋位で体幹に保持する。この肢位を保つのに用いるのが麦穂帯(肩関節部)で、正答は1。
烏口下脱臼は骨頭が関節窩の前下方へ移動した状態で、整復後は関節包の損傷部が引き伸ばされない肢位、すなわち上腕を内転・内旋位にして体幹に密着させて保持する。肩関節部の麦穂帯は肩から上腕にかけて8の字を描くように交互に巻き上げる包帯法で、肩の外転・外旋を制限できるためこの目的に適する。三角巾による提肘やデゾー包帯を併用することも多い。固定期間中も肘・手関節・手指の運動は続け、固定除去後は段階的に肩の可動域と腱板・肩甲帯の筋力を戻していく。
| 固定法 | 主な適応 | 効かせ方 |
|---|---|---|
| 麦穂帯(肩関節部) | 肩関節脱臼整復後(正答1) | 上腕を内転・内旋位で体幹に保持 |
| 8字帯 | 鎖骨骨折 | 両肩を後方へ引いて短縮を防ぐ |
| セイヤー絆創膏固定 | 鎖骨骨折 | 絆創膏で骨片を圧迫・保持 |
| ハンギングキャスト | 上腕骨骨幹部骨折 | ギプスの自重で持続牽引 |
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