学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §17 肩関節烏口下脱臼の診察および整復 / QJ30A019
理由で解く 柔道整復師
※本問は複数正答(厚生労働省が複数の選択肢を正解と認定)。選択肢 2/3 のいずれを選んでも正解。
本問は「設問が不明確で複数の選択肢が正解と考えられるため」として複数正解の措置がとられ、2「内転」と3「外旋」のどちらを選んでも正解とされた。
コッヘル法は肩関節前方(烏口下)脱臼に対する代表的な整復法で、肘関節を直角に曲げた上腕を体幹に近づけたまま、牽引・内転→外旋→前方挙上(内転位のまま肘を前上方へ運ぶ)→内旋という一連の操作で骨頭を関節窩へ戻す。ただし各操作の区切り方は資料によって一致しておらず、「牽引」と「内転」を1つの操作にまとめる書き方もあれば別々に数える書き方もあり、また第2操作にあたる部分に内転と外旋の両方を含めて記述する資料もある。どの数え方に立つかで「第2操作」が内転にも外旋にもなり得るため、設問がその前提を示していない以上一つに絞れない。措置の理由として公表されているのは「設問が不明確で複数の選択肢が正解と考えられるため」であり、数え方の相違はその背景にあるとみられる説明である。なお外旋操作を強行すると上腕骨頸部の骨折や神経・血管損傷を招くため、抵抗を感じたらそこで止め、医師へつなぐ判断に切り替える。
| 数え方 | 第2操作にあたるもの | 本問での扱い |
|---|---|---|
| 牽引と内転を別の操作として数える | 内転 | 選択肢2が正解 |
| 牽引しながらの内転をまとめて第1操作とする | 外旋 | 選択肢3が正解 |
| 第2操作の記述に内転と外旋の両方を含める資料もある | 内転・外旋のいずれとも読める | 一つに絞れない |
| ※どの立場でも操作全体の順序(牽引・内転→外旋→前方挙上→内旋)は共通で、外転は含まれず、内旋が最終操作である点も変わらない。 | ||
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