学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §15 肩鎖関節上方脱臼の診察および整復 / QJ30A018
理由で解く 柔道整復師
肩鎖関節脱臼の整復では、助手が患側上腕を上方へ押し上げて肩甲骨ごと挙上させ、術者が突出した鎖骨遠位端を上から圧迫する。正答は2。
この脱臼の本体は「鎖骨が上がった」ことではなく「肩甲骨と上肢が下がった」ことにある。したがって整復は下がった側を戻すのが要点で、助手が上腕を頭側へ押し上げると肩甲骨・肩峰が挙上して鎖骨遠位端との段差が縮まる。そこへ術者が上方から鎖骨遠位端を押し下げれば関節面が適合する。押し上げと押し下げを同時に行うのがこつである。3度損傷では靱帯が失われていて整復位の保持が難しいので、整復できた場合も確実な固定と経過観察を行い、必要に応じて医師へ紹介する。
| 担当 | 部位 | 操作の向き | ねらい |
|---|---|---|---|
| 助手 | 患側上腕 | 上方(頭側)へ押し上げ | 肩甲骨・肩峰を挙上させる(正答2) |
| 術者 | 鎖骨遠位端 | 上から下へ圧迫 | 突出した鎖骨を関節面に合わせる |
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