学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §23 各論(軟部組織損傷) 下肢 / QJ29P107
理由で解く 柔道整復師
骨棘は繰り返す機械的刺激に対する骨の増殖反応。足関節前方で脛骨と距骨が衝突を繰り返してできるのが衝突性外骨腫である。
衝突性外骨腫(足関節前方インピンジメント、いわゆるフットボーラーズアンクル)は、キック動作や踏み込みで足関節の過度の背屈・底屈が繰り返され、脛骨遠位の前縁と距骨頸部が繰り返しぶつかることで、その両側に骨棘が形成される障害である。症状は背屈時の足関節前方の痛みと可動域制限で、深くしゃがみ込めない、踏み込みで前が詰まる、といった訴えになる。サッカーやバレエなど足関節に反復した背屈負荷がかかる競技者にみられる。これに対し外脛骨は舟状骨内側にみられる過剰骨(副骨)であり、生まれつきの形態変異である点で、後天的な増殖反応である骨棘とは成り立ちが違う。この違いが区別の要点になる。
| 疾患 | 本態 | 骨棘の形成 |
|---|---|---|
| 衝突性外骨腫 | 脛骨遠位前縁と距骨頸部の反復する衝突 | あり(本態) |
| 外脛骨 | 舟状骨内側の過剰骨(先天的な形態変異) | なし(骨棘ではない) |
| 足根洞症候群 | 足根洞内の瘢痕形成・滑膜炎 | なし |
| 腓骨筋腱脱臼 | 上腓骨筋支帯の破綻による腱の逸脱 | なし(骨性剥離を伴うことはある) |
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