学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ29P086
理由で解く 柔道整復師
大転子には中殿筋・小殿筋が停止し、骨片を上外方へ引く。他の3つは付着部と筋を取り違えた組合せである。
骨盤や大腿骨近位部の裂離骨折は、その部位に付く筋の急激な強い収縮で起こるため、付着部の解剖がそのまま答えになる。上前腸骨棘は縫工筋(と大腿筋膜張筋)、下前腸骨棘は大腿直筋の直頭、小転子は腸腰筋、大転子は中殿筋・小殿筋が担当する。走る・蹴るといった動作で生じるスポーツ外傷として、骨端核が閉じる前の成長期に多い。
| 骨折部位 | 牽引する筋 | 転位方向 | 典型的な動作 |
|---|---|---|---|
| 上前腸骨棘 | 縫工筋、大腿筋膜張筋 | 下外方 | スタートダッシュ |
| 下前腸骨棘 | 大腿直筋(直頭) | 下方 | ボールを蹴る |
| 小転子 | 腸腰筋 | 上内方 | 急な股関節屈曲 |
| 大転子 | 中殿筋、小殿筋 | 上外方 | 転倒、外転筋の急な収縮 |
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