学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §16 各論(骨折) 上肢 / QJ29P085
理由で解く 柔道整復師
第5中手骨基部の背側に停止する尺側手根伸筋が中手骨本体を近位へ引くことで、短縮転位が生じる。
短縮転位を起こすのは、骨折線をまたいで骨片を長軸方向に引く筋である。第5中手骨基部には背側から尺側手根伸筋が停止する。基部の関節内骨折では掌尺側の小骨片が靱帯によって手根骨側に残り、尺側手根伸筋の付いた中手骨本体が近位・背側・尺側へ引かれる。この牽引が短縮転位の主因で、整復後も同じ力で再転位しやすい。小指の内在筋は中手骨を掌側へ引いたり小指を外転させたりする働きで、長軸方向の短縮を生む力にはならない。
| 筋 | 停止 | 主な作用 | 短縮転位への関与 |
|---|---|---|---|
| 尺側手根伸筋 | 第5中手骨基部(背側) | 手関節の背屈・尺屈 | 主因 |
| 尺側手根屈筋 | 豆状骨(靱帯を介し遠位へ) | 手関節の掌屈・尺屈 | 主因ではない |
| 小指対立筋 | 第5中手骨尺側縁 | 小指の対立 | なし |
| 小指外転筋 | 小指基節骨底 | 小指の外転 | なし |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。