学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §16 各論(骨折) 上肢 / QJ29P084
理由で解く 柔道整復師
三角骨骨折の大部分は背側部の剥離骨折で、他の手根骨を巻き込まない単独骨折として起こる。
三角骨は手根骨近位列の尺側にあり、骨折の頻度は舟状骨に次いで多い。手関節を背屈・尺屈方向に強制されると、尺骨茎状突起や有鉤骨との衝突、背側靱帯の牽引によって背側面が削られる・引き裂かれる形で骨片が生じる。これが背側部(背側剥離)骨折で、圧痛は手関節背側の尺側に限局する。一方、体部の骨折はまれで、直達外力や月状骨周囲脱臼など大きな損傷の一部として生じる。血行は比較的良く、阻血性壊死は問題になりにくい。
| 手根骨 | 頻度 | 特徴 |
|---|---|---|
| 舟状骨 | 最多 | 嗅ぎタバコ入れの圧痛。近位骨片の壊死・偽関節 |
| 三角骨 | 2番目 | 背側剥離骨折が大半。単独骨折が多く予後良好 |
| 月状骨 | まれ | 掌側脱臼、阻血性壊死=キーンベック病 |
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