学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ28P095
理由で解く 柔道整復師

短腓骨筋は第5中足骨粗面(基部外側に突出する骨の隆起)に停止する。足部の内がえし強制でこの腱に引かれて粗面がはがれるのが、いわゆる下駄骨折(第5中足骨基部裂離骨折)である。
足部が急に内がえし(内反)されると、足を外側から支える腓骨筋群が反射的に強く収縮する。腱そのものは強靱なので、力の逃げ場は停止している骨側に向かい、第5中足骨粗面が引きはがされる。この問題は「どの筋がどこに付くか」という停止部の地図さえ持っていれば、図の点を選ぶだけの作業になる。押さえるべき停止部は、短腓骨筋=第5中足骨粗面、長腓骨筋=足底を回り込んで第1中足骨底と内側楔状骨、第3腓骨筋=第5中足骨底の背側面、後脛骨筋=舟状骨粗面。足の外側縁を近位から遠位へ指でたどると、粗面は外側に張り出す骨性の隆起として触れるので、圧痛点と一致するかをその場で確かめられる。
| 項目 | 第5中足骨基部裂離骨折(下駄骨折) | ジョーンズ骨折 |
|---|---|---|
| 部位 | 第5中足骨粗面(基部の外側隆起) | 粗面より遠位の骨幹端-骨幹移行部 |
| 成因 | 内がえし強制による短腓骨筋腱の牽引(一回性) | ステップ動作の反復による曲げ応力(疲労性が多い) |
| 骨折線 | 粗面を横切る裂離型(骨長軸に対し横走) | 横骨折型で骨幹側へ及ぶ |
| 血行 | 比較的良好 | 乏しい(分水嶺部) |
| 経過 | 保存療法で癒合しやすい | 遷延癒合・偽関節・再骨折が多く手術が選ばれやすい |
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