学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §17 各論(骨折) 下肢 / QJ29P087
理由で解く 柔道整復師
大腿骨骨幹部は太く強い骨で、折るには大きなエネルギーが必要。したがって青壮年の高エネルギー外傷が中心で、高齢者に好発するのは頸部・転子部骨折である。
大腿骨骨幹部は人体で最も太く長い管状骨で、周囲を厚い筋群が包んでいる。ここが折れるのは交通事故、高所からの転落、スポーツでの強い衝突など大きな外力が加わったときで、中央1/3が最も多い。骨髄腔が広く周囲の筋も豊富なため出血量は1000〜2000mLに達することがあり、多発外傷や両側骨折では出血性ショックに陥る。脂肪塞栓症候群も起こりうるため、局所の処置より全身状態の観察と搬送を優先する。
| 部位 | 好発年齢・受傷機転 | 特徴 |
|---|---|---|
| 頸部・転子部骨折 | 高齢者、軽微な転倒 | 骨粗鬆症が背景。頸部は関節包内で骨頭壊死・偽関節が問題 |
| 骨幹部骨折 | 青壮年、高エネルギー外傷 | 中央1/3に多い。出血量が多くショック・脂肪塞栓に注意 |
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