学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §16 各論(骨折) 上肢 / QJ29P080
理由で解く 柔道整復師
肩甲骨上角に付着するのは肩甲挙筋である。小円筋は肩甲骨の外側縁から起こる筋で、上角骨折の骨片転位には関与しない。
肩甲骨骨折の転位方向は、その骨片にどの筋が付着し、どちらへ引くかで決まる。付着部を部位ごとに整理すると、肩峰=三角筋(起始)、烏口突起=小胸筋・烏口腕筋・上腕二頭筋短頭、上角=肩甲挙筋、内側縁=菱形筋・前鋸筋、下角=大円筋(および広背筋の一部)となる。小円筋・大円筋はいずれも肩甲骨の外側縁〜下角側から起こり上腕骨へ向かうが、小円筋は外側縁上部から大結節下部へ、大円筋は下角から小結節稜へ付く。この違いを押さえると、上角と小円筋の組合せが成立しないことがすぐ分かる。
| 骨折部位 | 付着する主な筋 | 骨片の転位方向 |
|---|---|---|
| 肩峰 | 三角筋(起始) | 下方 |
| 烏口突起 | 小胸筋・烏口腕筋・上腕二頭筋短頭 | 下内方 |
| 上角 | 肩甲挙筋 | 上方 |
| 内側縁 | 菱形筋・前鋸筋 | 内側・外側へ引き合う |
| 下角 | 大円筋(広背筋の一部) | 外上方 |
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